適応障害
主な社会の場への適応が
しんどくなっている方へ
家庭や職場・学校など日常生活においてストレスが起因となり、自律神経のバランスが乱れ社会に適応する力が弱まり、社会適応力が障害されている状態にあることを適応障害といいます。
適応障害はうつ病と違い、ストレスの原因を突き止め、その環境を改善することにより症状が軽減していく病気です。
適応障害について
そもそも適応障害とは
適応障害とは学校や職場などの特定の環境において、そこで起こる出来事をつらく思い、気分の落ち込みや過度な不安、神経過敏などの症状が現れて感情や行動に悪影響を及ぼしている状態です。
特定の環境や原因が引き金になっているケースが多く、適応障害の原因となる環境から離れると症状が改善していく期待が高まります。
主な症状
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感情に現れる症状
- ゆううつな気分が続いている
- 気分が落ち込んでしまう
- 不安や焦り、怒りなどがわきやすい
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行動に現れる症状
- 友達や家族など周囲の人に暴言や暴力
- お酒を飲み過ぎてしまう
- 食べ過ぎてしまう
- 無謀な運転をする
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身体に現れる症状
- 吐き気や嘔吐
- 下痢
- 動悸
- めまいなど
治療をしていく上での注意点
「症状が治った」と思い、患者さんご自身の判断でお薬の服用をやめてしまうと、再び症状が悪化してしまう恐れがあります。お薬の種類や量は患者さんの状態を見極めて調整しておりますので、飲む量や回数は医師の指導に従って正しく服用するようにお願いいたします。
気分転換をしようと外出すると、体と心がかえって疲れてしまう可能性があります。無理に気分転換をせず、心と体を十分に休めることが症状の回復につながりますので、ゆっくりとご自身の時間をお過ごしください。