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3月マインドフルネスのすすめ講座
当院にて毎月一度定期的に行う「マインドフルネスのすすめ」講座、
今月は13日に開催致しました。
世の中は新型コロナウイルス感染注意喚起の時期のため、少人数で、少し距離をとった形で行いました。
マインドフルネス認知療法として用いられる、マインドフルネスの基本的な呼吸瞑想の形を臨床心理士から指導を致しました。
考えに乱れがちな心を鎮めるため、呼吸するなかで自動思考に気づく、呼吸に意識を向けなおすことで思考を受け流す
方法です。
森田療法でも「不安」を自然に流すようにすることを目指しますが、マインドフルネス認知療法でも、認知、雑念に気づき、認めてそのまま流す訳ですね。「思考」は思考するだけ、そこから思考の渦に巻き込まれないことは注意すれば可能なわけです。
マインドフルネス呼吸瞑想というシンプルな方法は、呼吸という生きる人間の基本的生理機能に立ち返る、そうして命の自然な営み、リズムに戻るものです。そして環境からの刺激により過興奮状態の脳を調整してより深部の間脳を整えることで、ストレスホルモン系や自律神経の乱れを抑えていくこともできると考えられます。神経疲労やストレスにより歪められた、免疫力と言われる自然社会で生き抜く基礎体力も自然に高められると考えられますね。
マインドフルネス瞑想は、社会で主体的に生きるためであったり、環境変化への柔軟な抵抗力や適応力である免疫力を高めてより健康に過ごすための一助となるでしょう。激動のこの世相で、揺るがない芯をもつような、そのような心を落ち着かせる有力な方法になると思います。
「マインドフルネスのすすめ」講座
来月は10日開催を予定しています。
詳細は改めてお知らせします。
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おさむら心療医院